営業のスキルの向上を目的に、いろいろな会社で実施されることが多いロールプレイ。
私も現状の把握、現状の問題点、その解決方法、クレームに関する対処方法など、ロールプレイを実施する側、受ける側といろいろな場面で行ってきました。たくさんの会社で導入している研修手法だけあって、いろいろなパターンを想定して実施しておくと、お客様からの問い合わせや各シュチュエーションに応じた対応など役立つことが多く、非常に重要な研修だと私は思います。
一方で、ロールプレイを実施することを非常に嫌がる人も多くいます。会社でそのような研修を取り入れておらずやり方がわからない、みんなの前で行うことが恥ずかしい、演技で行っても実戦で意味がないなど、いろいろな理由をつけて避ける傾向の人も数多くおられます。ロールプレイを嫌がる人でもその方がトップセールスであればこちらも何も言わないのですが、得てして大した営業成績もなく、実績も伴っていないのに拒絶される方が大半のように思います。
いろいろなロールプレイの記事でも記載がありますが、ロールプレイは演技ではなく、本番さながらを想定して実施することで、営業側の演者の個人の課題を明確にする、お客様側の演者もどのような状況質問がお行われた際に、問題点を営業に話すであろうかなど、どちらにも気づきが多い研修と思います。
先にも申しましたが、ロールプレイは本番を想定したスキル向上を目的に行われます。
ロールプレイは意味がない、と言っている人も、ゴルフでラウンドする前には打ちっぱなしで練習をしたり、フルマラソンに参加する前には数ヶ月前から公園の周りを走ったり、実践の前に練習は行っているはずです。
会社で行うロールプレイも同じく実践の前の練習であり成果を出すために行うものです。その結果、自身の成果の対価として会社から給料をもらうにも関わらず、その成果を出すための研修、それも会社がお金と時間を掛けて行う研修をしないと判断することは、少し違うような気がします。研修を行わなくて実績が伴わなかった結果、それは自分自身へ全て跳ね返ってくると思うのですが、それでもなかなか理解されないことがあります。現状を変えようとしてもなかなか難しいケースもありますが、一つの研修でもそれは自分自身が成長するチャンスと考え、何事も前向きに捉えて行ってほしいと思っています。
皆さんは如何お考えでしょうか?
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