【目線を変える】自分に見えているもの全てが正しいわけではない

TVやインターネットで見ている情報はあくまで一面であり、また偏った情報の場合もある。その情報が本当なのか、自分の目で見て聞いて話して確認すること、色々と経験することが非常大事だと考えます。 

千原せいじさんが中学校の卒業生の最後の集会でスピーチをされているのをたまたまYouTubeで目にしました。

せいじさんは、70を超える国に訪問されており、そこで見た現実と日本で得られる情報とのギャップがいかに大きいか、自分がいかに無知であるか、実際に経験することがいかに重要か、をお話されておりました。 

テレビで見ているとなかなかのキャラクターで、あまり良い印象を持っていませんでしたが、今回、色々な経験から裏打ちされたお話を視聴することができ、非常に勉強になりました。

TVやインターネットで見ている情報はあくまで一面であり、また偏った情報の場合もある。その情報が本当なのか、自分の目で見て聞いて話して確認すること、色々と経験することが非常大事です。 

千原せいじさんのお話では、事例がいくつか紹介されていました。

例えば、

アフリカなど、小さな子供がバケツを頭に乗せて遠くの井戸に水をくみに行く。こう言った光景をテレビで目にしたことがあると思います。これを目にした我々は、村に井戸を掘ったりする事業に寄付をしたりします。

井戸が掘られると子供は喜びます。しかし親は顔を顰めているそうです。 実は、水くみは乾季だけ行っており、雨季になると掘った井戸から水が逆噴射し、村が水浸しになるそうです。親は井戸を埋めなければならないわけです。こちらが善意として掘った井戸は、現地の人には迷惑なものでしかないわけです。 

 着る服がない国に対して自分が着なくなった服を海外に送ったりします。実際には着用できる服が少なく、残りの服は結局焼却処分する。結果、焼却コストが余計にかかり困っている。 

アフリカの国に学校を作ろうと校舎を作る、テレビ番組やCMなどで目にすることがあります。しかし実際には寄付によって建てられた校舎は一度も使用されずただ朽ち果てていく。校舎はできてもそこで教える教論がいない、生徒も少ない。結果、ただただ環境破壊をしただけの建造物となっている、など。 

こう言った、我々にとって都合の悪いことは日本では報道がされません。

私たちは自分達が得られる情報によって、自分達の寄付や募金で良いことをしているということを疑うこともありません。しかし、我々の善意は、相手にとっては時に迷惑でしかないこともあります。

我々は気づきません。

なぜなら、我々が得ている情報は一方向からの情報であり、その偏った情報を特に確認する作業をしていないからです。テレビで有名人が言っているから、インフルエンサーが言っているからということで、それを事実としてそのまま受け入れることが多いのでは無いでしょうか? 

もちろん、千原せいじさんが言っていることが全て正しいわけではないと思います。この動画も千原せいじさんからの一方向からの情報です。だからこそ千原せいじさんが言うように、その情報が本当に正しいかどうかを自分の目で見て、現地の人と話をし、事実を確認することが非常に重要だと思います。 

仕事でも、お客様のニーズをインターネットや雑誌の記事を見ていても、本当のニーズを知ることができません。本当のニーズや情報は、お客さまに会って話してこそ得られます。

今回、千原せいじさんの動画を見て、現場の意見を聞くことの重要性を改めて感じましたのでご紹介しました。

みなさんもお手隙の時に一度ご覧になってみてはいかがでしょうか? 

コメント

タイトルとURLをコピーしました